「私の怖さ」 「私の迷い」 「私の…私の…」 敬愛する人に『まだそんな事言ってるんかっ』と鏡のような眼差しで見つめられて、言葉を失くして「すみません。ごめんなさい。」と目を逸らしました。 怖い怖いと言いながら「私の怖さ」ばかりに囚われている、エゴまみれの自分。 敬愛する人からの言葉は、そのまま神さまからの言葉で、神さまは私の内側にいる神さまでもあって。 もう何も応える言葉などあるわけないのです。 全てを差し出す。完全に明け渡す。 『私』を。 『私をいちばん効果的に働ける場所に遣わせて下さい』と手を合わせて願っておきながら「私の…私が…」そんな事ばかり言って抵抗してました。 『波に乗せてもらえるなら、ちゃんと乗った方がいい』 さらに重ねられたそんな一言に、「あぁそうか、乗せてもらえているんだ…私」と気づかせてもらいました。 波の中で自力で泳ごうとしたって、沈んで溺れるだけ。ただ波に身を任せて遠くまで運ばれるのみ。 波は大きければ大きいほど怖いけど、遠くまで私を運んでくれるんだろうと。 全てに全面降伏して、波の上に顔を出したら。 空は広くて光で満ちていました。
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