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ちゃんと病のこと。③

  • 執筆者の写真: あきぽ
    あきぽ
  • 2017年5月20日
  • 読了時間: 1分

  幼い頃は忘れん坊だった私が、「ちゃんと人」に変身していったのは、そう、父のおかげでした。

「お前はだらしがない」「もっとしっかりしろ」「当たり前の事をちゃんとやれ」「ちゃんとしないと人に嗤われるぞ」「世の中そんなに甘いもんじゃない」

(はい。私もまた、現在までムスコ達に浴びせている言葉の呪いです。)

おかげさまで、今となっては「そんなに忘れん坊だったなんて信じらない!」と、すっかりイメージが上書きされています。

いつの間にか「しっかり者でちゃんとした私」が私である。と、そんな自分を確立しました。

ちゃんとできることが、自信です。そんな自分が拠り所です。なので、ちょっとしたミスをすると、どーーーーーん.°(ಗдಗ。)°.と落ち込みます。「もっとちゃんとしなくちゃ!」とさらに「ちゃんと」の上塗りをします。

ですが…そもそも「ちゃんと人」でない事を一番知っているのは自分です。

ふとした感情をきっかけに、『ちゃんとなんてできないよーーー‼︎(ToT)』と奥の奥の方から、絞り出すような苦しい声が聞こえてきます。

つづく。


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