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執筆者の写真あきぽ

人生3度目の大変容①


41年生きてきた中で、自分の中身が「ゴロリ」と音を立てて変わったと思う瞬間があるのですが、その話しをしようと思います。

1度目は20代前半の頃。

その頃私は、なんだか勝手に世の中を憂いていて、「こんな世の中に生まれる子どもは不幸だな。子どもは産まない方がいいんじゃないかな。」と考えていました。

社会人1年目の夏に、青春18きっぷを使って、広島の友人を訪ねる旅をしました。

広島に行くのだし、原爆ドームや資料館にはぜひ行くようにと、母から言われたのですが、どうも気がすすまないまま旅立ちました。

広島で数日過ごし、最終日に意を決して1人で原爆資料館へ行きました。

悲惨な過去の記録に1人で向き合う事への怖さがありました。目を伏せたくなるものばかりではないか、頭から離れなくなるのではないか…そんな風に思っていたのですが、実際はそうではありませんでした。

今思えば。今の私が文字にするならば…そこは静かな強い祈りに満ちていました。

『ゴロリ』自分の中の何かが動きました。

『私はこれを伝えなくては。これを自分の子どもに伝えなくては。』

そう強く思いました。

命をつなぐことに意味を見出せなかった自分の中身が動いた瞬間でした。

これが私の人生の大変容の1つ目です。

どうも長くなりそうなので、続きます。


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